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若麒麟の大麻吸引とビックカメラ新井隆二会長の粉飾決算と不当利得の問題 [ジャーナリズム]

国技大相撲に力を入れているのは分かるが、NHKの報道感覚を疑う。確かに大麻吸引問題は昨年の若ノ鵬・露鵬兄弟の問題から立ち直ろうとしている矢先の不祥事であるから、重大ニュースとしたいのだろうが、少し騒ぎすぎではないか。
そもそも大相撲を国技だと決めたのは誰なのであろうか。国民的合意があったわけでもないだろう。
国技というなら、日本の三大発明とされるカラオケ・インスタントラーメン・回転寿司こそ国技ではないだろうか。

大抵の人は問題にもしないが、漢文の訓読と漢字の活用の技法こそは正に国技としてもっと重視されて然るべきである。漢字検定協会の理事長かが厖大な資金で豪邸を購入したとかという片側で学校教育で漢文を学ぶ機会の減少は進んでいる。国語力の低下に繋がっている要因の一つでもある。製品の品質を問題にするアナが平然と「これまでにない未曾有の金融危機」などと言う日本語力(漢文訓読力)の持ち主なのである。己の品質管理こそしっかりせーと言いたくなるではないか。

ビックカメラ新井会長の所業は、経済活動をする人間によく見られることである。粉飾決算とそれを利用した株式の売り抜けによる不当不正利得の収奪という脱法行為は若麒麟の大麻吸引に比べれば、重大な犯罪であろう。しかも若麒麟は相撲界を去ることになった。自業自得とはいえ、社会的指弾を受けること新井会長の比ではない。
新井会長は課徴金さえ納めれば、社会的に葬られることも殆ど無い。正に悪いやつほどよく眠る典型として生き続けるだろう。
ビックカメラがつぶれて困るのは従業員なのである。従業員の生活の基盤を奪うほどのインチキをしているのに、金銭的代償で事を済ませる方が若麒麟の大麻吸引より余程破廉恥極まりないことだと思うが、何故か報道の仕方はバランスを欠いて、大麻吸引を重大犯罪とし過ぎている。薬物汚染の深刻さに対する警鐘の乱打なのであろうが、物事の軽重を理解していない。ジャーナリストしての見識を疑わざるを得いない。社会も脱税を含む経済犯罪に対してはもっと厳しい目を向けるべきであろう。
漱石は、近代とは手を下しているのが人の目に見えないようにして人を殺す時代だというようなことを言っているが…
テレビ東京系列のモーニングサテライトでも若麒麟のことは殊更に取り上げているが、ビックカメラ新井会長のことについては殆ど取り上げていないのも奇妙である。広告収入に影響するからなのであろうか。
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