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野田財務大臣の税感覚 [納税問題]

次の民主党代表選に立候補することが話題になっている野田財務大臣は、復興税や所得税の増税派を牽制する発言をしている。
相続税と所得税の二重課税に関する最高裁判決を受けて、時効を中断する法改正までして、税金を還付することの問題点を既に二度にわたり指摘した。
そこまで税に対して寛大な対応をした財務大臣が増税を打ち出す理論的根拠が分からない。税つまり国家財政に対する平衡感覚の欠如、言い換えれば、論理の整合性を顧みない思考力を本人はどう考えているのか、問いただしたいほどである。
小さい問題をあげつらうように思われるが、一事が万事と言う言葉もある。総理大臣としての器であるのかどうかは判断できないが、少なくとも国家財政を任すに足る思考力があるように思われない。その時々の状況に対して感覚的に対応しているだけのように思われるのである。
アメリカの資産家で著名な投資家が、金持ちが甘やかされてきた。もっと富裕層から税を取るべきだと発言している。米国の国債格下げを見て、国家財政の深刻な状況を認識した国家愛の発露なのだろうが、金本位制を提唱する議員が出てきたり、と発想の柔軟性はさすがだと思わせる。
混迷を極めている政局であるが、管首相は浜岡原発を停止させた決断を更に強めて、衆議院を解散させ総選挙を断行すべきであろう。
野田大臣も整合性のない増税論や連立問題を説く前に、代表に選出され総理になれば、信を問うために国会を解散すると宣言するのが先決であろう。それだけの信念も見識もない人物に何が期待できるのであろうか。

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