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東海大学野球部横井監督の発言 [プロ野球]

去年のドラフトでは東海大菅野投手の去就が話題になり、筆者も私見を記した。光陰矢の如く、今年のドラフト会議が迫ってきた。
今年のドラフトでも、菅野投手は話題を提供している。そして、意中の球団以外が交渉権を得た場合のことについて、横井監督が、「アメリカに行くでしょう。日本にはいないと思う」と発言した、という。DeNAのGMの高田氏もこの発言を脅迫として批判している。また、楽天の星野監督もこの「警告」に「勝手に行けばよい」と憤激している。
横井監督は、巨人以外の球団が指名しても指名権をドブに捨てるようなものだ、と教え子を援護射撃しているつもりなのだろうが、却って多くの人の顰蹙や批判を買うハメになった。悪者になってでも教え子を援護しようとしたかもしれないが、ドラフト制度を守るために意図的に指名する球団も出てくるかもしれない。そうなればやぶ蛇である。それに競合しても意中の球団がクジを引き当てればいいのである。何もアメリカに行くことまで言う必要はなかった。競合した場合には、クジに当たるように祈ると言えばよいのだし、思慮深く「いろいろこの一年間彼にも話してきた。最後は自分で決めるでしょう」と言うこともできたろう。
特定の選手をここまで援護するのは、いらざる勘ぐりをされることにもなる。高校野球の話だが、選手起用やその他のことで金銭的な利得を得て、それが露見して自殺までした指導者もいた。
昨年のドラフトで日本ハムが菅野投手を指名したとき、祖父の原氏は、「人の道にはずれている」とそれこそ人の道をはずした頓狂な発言をしていたことを想起した。自分の息子が一億円もの大金を強請られて支払った時に、原氏は親として息子にどんな説諭をしたのか、寡聞にして知らない。古人は、棺を覆うて定まると言っているが、棺を覆う前に定まってしまったということなのかもしれない。
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