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原発推進と山本太郎議員攻撃 [ジャーナリズム]

7月の参院選で初当選した山本太郎参院議員が先の臨時国会で提出した「生活困窮者自立支援法案に関する質問主意書」が、社民党の福島瑞穂前党首提出の質問主意書と酷似していることが9日、分かった。政府の答弁書の手続きには多くの時間とコストがかかるだけに、政府関係者は「意図的に同じ内容の質問主意書を出したとすれば税金の無駄遣いだ」と指摘している。(産経新聞)

<政府関係者は「意図的に同じ内容の質問主意書を出したとすれば税金の無駄遣いだ」と指摘している>というのは噴飯物であろう。
何度か本欄でも指摘したが、民主党政権に交替した時の自民党麻生内閣の内閣官房費二億か三億円が使途不明のままに費消されたことを含め、どれだけの冗費を政府機関が使ってきたことか!年金機構に移管する前の杜撰な年金会計の処理などなど、税金の無駄遣いの張本人はどちらなのかと言いたくなる。
産経新聞が自民党政権支持を鮮明にしているメディアであるのは周知のことであるから、「社会的公器」としての言論機関というようなことを言うつもりはさらさらないが、政府関係者の指摘と称して、産経新聞の主張を陰険にちりばめて、公平を装って山本批判をしている記事の書き方が卑しい。明らかに反原発を掲げて当選した山本氏への攻撃である。週刊誌の見出し広告にも山本太郎氏への批判的記事が書かれているように感じる。
直情径行的な山本議員の言動を格好の材料にして、反原発勢力への攻撃をしかけるメディアの側が自民党政権の意を迎えようとしてのことなのだろうが、さもしくうそ寒い対応ではないかと思う。それだけ山本氏の当選を脅威と感じているのかもしれない。さらに言えば、規制緩和を唱え新たな経済成長を唱える安部政権の政策が意外に貧相な内容しかもっていないことを露呈しているとも言えるだろう。

半顔メイク [ジャーナリズム]

今朝のテレビで半顔メイクが話題にされていた。右の目と左の目のメイクを変えて見たりするメイクである。当事者は遊び心で楽しんでいるのであろう。個人が楽しむ分には趣味のこととして許容されることかもしれない。
しかし、先天的か後天的かは別として、半顔メイクのような障害を負っているものもいるということに思いを致せば、テレビで取り上げるのは無神経で不適切な報道であろう。古い映画を放映してその中で発せられる表現に対して不適切な表現だが、原作を損なわないためにそのままにしているという気の使い方と比べると甚だしい違和感を覚える。
けふはハンセン病で隔離治療された患者の名誉を回復する日だという。よりによってその日に半顔メイクを話題に取り上げたNHKの無神経さは放送倫理委員会で厳しく問われるべきことのように思う。
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モーサテ大江アナのこと [ジャーナリズム]

大江アナがモーニングサテライトのNY駐在員となって、始めてその存在を知った。それまで担当していた番組で人気を博していたようで、前の番組担当を離れることが決まった時のコメントなどで話題の女子アナだということだけは知っていたので、モーニングサテライト担当になることを知って、どんな女史だろうかと関心を抱いていた。
4月にNYに赴任して前任者の末武アナとの引き継ぎで始めて姿を見る機会を得た。末武アナは産休に入ることをやけに強調しつつ、大江アナにエールを送っていた。
それから一月ほど経った。人気女子アナだという雰囲気を漂わせていて視聴者から前の担当を外れることを惜しまれているのも、「然もありなん」というか、「宜なるかな」と思った。
担当して二週間ほどは数字などの言い間違えなどもあったが、慣れてきたせいか落ち着いたアナウンスを発揮するようになってきていると思う。
前の番組の彼女のファンなどは早朝のこの番組をみてみると違った人柄の一面を見ることになるのではないかと推察している。
追記:着ているものの色合いや柄も落ち着いた品格を感じさせる印象を抱かせている。
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今日の日経新聞(朝夕刊)第一面の紙面構成 [ジャーナリズム]

日本経済新聞は、経済事象を中心に扱うことを目的にした新聞である。
昨夜からTV各局で報道していた重大なニュースは、中央自動車道笹子トンネルの崩落事故であった。九人の死者が出ている。経理面では減価償却として計上しながら、老朽化を視野に入れなかったために生じた人災事故である。
各紙はこの崩落事故を一面のトップニュースとして報じている。日経新聞だけは、<「病院から施設へ」進まず>という大見出しのもとに、「高齢者 介護入院 最長に」「医療費膨張招く」という二つの副題を付した記事がトップニュースである。
この記事は、予定原稿として既に組まれていて、笹子の崩落事故をトップニュースとして扱うだけの認識に至っていなかったのかもしれないが、経済最優先の紙面構成が露骨である。しかも高齢者は、年金を含め医療費等で社会保障費の費消者で財政を圧迫していて現役世代の負担を過重にしているという現実認識が基底にあって、要介護や病弱で入院している高齢者は金食い虫だから早く死ね!と言わんばかりである。尻を叩かれなくても高齢者は順番に死んでいく。
夕刊第一面のトップ記事も、「投信分配金 3年ぶり減」の大見出しのもと、「超低金利長引き運用不振」という記事で構成されている。崩落事故の記事の扱いは上記の記事よりは軽い扱い方である。
朝刊の流れを受けて意地になって紙面構成をしているのかもしれないが、経済最優先の記事を書いている割りには、有効な経済政策の提言は出てこない。人命よりも重い経済への万能薬はないということを自ら示しているようなものであろう。そうした自省がないことを端なくも今日の日経新聞は朝夕刊を通じて露呈していると言えるだろう。日経、読売、朝日の読み比べ欄もいつの間にか消え失せている。
年金についても、物価下落にスライドした減給が三年間放置されてきた責任がまるで年金受給者の側にあるかのように書いたりしている記事もある。正に政治の側の責任である。仮に高齢者への配慮に基づく政治的判断であったとしても、有権者たる高齢者の責任ではない。
社会保障費が初めて100兆円を越え、年金が52兆円を占めるという。支給された年金の52兆円がどのよ程度まで使われているかは検証できないが、生活費や娯楽費などとして費消されると考えるのが妥当だとすれば、3%の消費税は国庫への歳入となる。52兆円の80%が消費税の対象となる使われ方をしていれば、12億円が税として歳入になり、雑所得として課税される年金受給者もいるのだから、これも国庫の歳入となる。単純に計算しても、年金のみならず社会保障費は巡り巡って国家予算の歳入に還元している比重はそう軽くはない。公共投資が雇用を生み、GDPに寄与して歳入になるのと余り変わらない歳出の性格をもっている。

四月五日付け日経の春秋のコメント [ジャーナリズム]

<調べたら15年ほども前からたたかれている。なのいいまだに氾濫するのが、スポーツ選手が猫も杓子も口にする「応援よろしくお願いします」の常套句である。心地よく興奮しても、その興奮を無理やりさます副作用があの一言にある。▼観戦する側に響く何ものかがあれば頼まれなくたって応援するんだし、個性が売りのアスリートたるもの「一つ覚え」に頼ってはいけない。>
春秋子は、プロ野球試合終了後のヒーローインタビューを聞いたことがあるのだろうか。それこそ、聞き手のアナウンサーの選手への質問は常套句に充ち満ちている。「どんな思いで臨みましたか」「今後の抱負を聞かせて下さい」などなど、選手がすでに答えていることを繰り返し言わせようとしたり、聞き手の紋切り型こそが選手の返答能力を削いでいるのである。聞き手の記者が未熟で訓練もされていないのに、スポーツ選手の側だけに成熟した答えを求めているのは不公平であろう。
さすがに成熟した一流選手はコメントも聞かせる。その代表がイチローである。特に川崎選手に関わる一連のコメントは秀抜である。春秋子が褒めている水泳の北島選手の吐露などは絶叫に過ぎない。春秋子の文章よりは一段と読ませる。春秋子は、日経の記者として認められてこのコラムを執筆しているそれ相応の文章家であり見識の持ち主なのだろうから、選手をあげつらう前に、自社の若手記者の言語教育にエネルギーを注いだ方がいいように思う。苦言を呈したくなる春秋であった。
附言:春秋子はこのコラムの春秋の由来や淵源をもちろん承知されているのだろうと思うが…

親方や琴光喜の解雇処分と参議院でのボタン代行議員に対する寛大な対応 [ジャーナリズム]

多くの力士や親方までが野球賭博に手を染めて、日本相撲協会への批判はすざまじい。
野球賭博が立派な行為ではないことは言うまでもないが、人には誰しも射幸心がある。まして、勝負に生きている力士が勝負事に異常なのめり込み方をする関取や力士がいたとしても何ら不思議ではない。
賭け金の巨額さと暴力団の介在が重大視されて、相撲協会全体に対する自浄作用が厳しく問われている。
名古屋場所開催の是非まで論議されて、場所開催が最優先されて、問題の根本的処理が等閑になっているという批判が強い。
しかし、考えても見たまえ。相撲協会の最大の使命は大相撲を開催することである。どんな不祥事があったとしても、本場所開催を放棄することは協会の存在理由を失う。本場所を開催しないのは、大学が入試を取りやめるに匹敵するような事態である。
そうこう考えると、参議院で欠席常習犯の青木議員になりすまして、投票ボタンを押した議員は議員を退職しただけで給与はまるまる懐にしている。何の批判もその後は受けることなくぬくぬくと生き延びている。こちらの方が、余程重大な不祥事であるにも関わらず、参議院で調査も処分も行われていない。
このような不良議員を擁していた自民党は襟を正すために今回の選挙に党公認の立候補を見送るという議論をしたのであろうか。マスメディアも批判どころか問題提起もしていない。
厳しい批判をするメディアにせよ、広告収入の減少を防ぐために、銀行や大手製薬資本の批判は極力さけているのは、周知のことである。
また村山某という理事長代行は、理事会で門外の素人が相撲協会を運営することに対して、協会の理事と協力して運営して欲しいとの要望に対して、そのような注文がつくなら代行に就任できないと拒否したとか。
そもそも大相撲の賭博調査委員会の委員にしても、横綱審議会の委員にしても、賭け事にのめり込んでいる力士や親方がいたことくらいの情報は耳にしていたはずである。そんな噂も知らないで相撲関係のことに関わっていたとすれば、そのこと自体が見識不足であろう。座長の伊藤某にしても、甲高い声を上げて断罪しているが、本当に座長に就任するまで力士間の賭博に関わる噂さえもキャッチしていなかったのであろうか。
大相撲の名古屋場所を開催するか否かは相撲協会が決めることである。第三者の圧力に従う必要は全くない。それが筋である。開催された相撲を見るか否かはファンの意思に基づく。マスメディアも気に入らなければ、報道しなければよいのである。NHKは生中継をしないと決めたようだが、多くの相撲ファンの意向を問うての結果ではあるまい。相撲のTV観戦を楽しみにしている病床の人も数多くいるのである。
誰が認めたわけでもない相撲の国技を強調したのは、他ならぬNHKである。相撲を真に国技として認めるならば、このような苦境の時にこそ国技を強調する姿勢を貫いて中継すべきであろう。
本当に相撲関係に携わっている報道陣や身近にいて相撲を愛好している人々が、賭博に夢中になっている力士が多くいることを知らなかったのであろうか。嘗て横審を務めたことのあるやくみつる氏などもそうしたことを耳にしていなかったのであろうか。
騒げば騒ぐほど、事の軽重がどうもよく分からない。
付記、村山理事代行は場所開催中、所用とかで一日不在だったことが報ぜられた。開催するかどうかが危ぶまれた瀬戸際の場所開催の最高責任者がこのざまである。
村山氏も検察庁上がりの官僚である。警察・検察両官庁の天下り先確保のための今回の摘発ではないかと疑うに足る傍証ではないか。
秩序の形成維持には、色んな力が働く。「民間」がかって担っていた領域を実態は何ら変わらないのに公権力がカバーするという図式が徐々に造られて、それまでよりもよりえげつない実態が生じているとも聞く。競争相手がいないからである。

首脳の信頼関係 [ジャーナリズム]

オバマ大統領の来日をめぐって、鳩山首相との間で堅固な信頼関係ができるかどうかが、今後の日米関係の行く末に大きな影響をもつという話を今朝のモーニングサテライトのキャスターがコメントしていた。
その際、ブッシュ前大統領と小泉元首相との間の信頼関係が引き合いに出されていた。このキャスター及びこの会社の政治的立脚点を露呈していたようで興味深かった。
ブッシュが食い散らかしたテーブルの上や下をせっせと拾ったり掃除している小泉首相を描く諷刺漫画を読んだことがあって、なかなか鋭い視点を感じたが、今朝のキャスターはこの漫画で描かれるような信頼関係を堅固な関係だというのであろう。
金融立国を国是にすべしという竹中氏を起用して、郵政改革を断行したのも、元を正せば、国民の金融資産を米国の金融機関の餌食にしようとしたものであろう。私立大学が資産運用で巨額の損失を招いた誘因を作ったのこの金融立国思想が荷担していたろう。
ブッシュがイラク空幕をした理由が核兵器をフセインが製造しているという「いいがかり」に基づいていた。それを鵜呑みにして容認したのは小泉首相を初めとする自民党政権であった。
核兵器製造の事実は全くなかった。言いつくろうようにイラクの民主化などと内政干渉に属することを平然と言って糊塗する厚顔無恥を忘れてはいけない。
フセインは圧政を敷いていたかもしれないが、今ほど治安は悪くはなかった。イラクの国民は往時を慕っていることであろう。
フセインは死刑に処せられ、ブッシュはのうのうとベルリンの壁崩壊の記念式典などに出たりしている。それに荷担した小泉との信頼関係を強固な関係だというのであれば、鳩山氏はオバマ大統領と一定の距離を置く方が賢明である。
明治維新以後、日米関係が悪化すると日本は不幸な選択をすることが多かったというのが、日米関係重視の立場に立つ外交関係者の見解であるが、子細に内容を検討すれば、時の為政者の視野狭窄と未熟とが原因していることが大きいように思われる。今や世界に於けるアジアの地位は、格段に高まっている。そうした歴史の展開を無視した日米関係だけに視点をおいた外交思想は修正を迫られていると言える。

核兵器という巨大な武力をテコにして外交を展開する國と平等で公正な外交関係を構築するのかはそんなに生やさしいことではない。その労を惜しんでべったりするのを首脳の個人的信頼関係だというのであれば、ニュースサテライトのキャスターやNY支局長には幸せなことかも知れないが、大半の国民にとっては感覚的にも理性的にも願い下げにしたい信頼関係である。
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若麒麟の大麻吸引とビックカメラ新井隆二会長の粉飾決算と不当利得の問題 [ジャーナリズム]

国技大相撲に力を入れているのは分かるが、NHKの報道感覚を疑う。確かに大麻吸引問題は昨年の若ノ鵬・露鵬兄弟の問題から立ち直ろうとしている矢先の不祥事であるから、重大ニュースとしたいのだろうが、少し騒ぎすぎではないか。
そもそも大相撲を国技だと決めたのは誰なのであろうか。国民的合意があったわけでもないだろう。
国技というなら、日本の三大発明とされるカラオケ・インスタントラーメン・回転寿司こそ国技ではないだろうか。

大抵の人は問題にもしないが、漢文の訓読と漢字の活用の技法こそは正に国技としてもっと重視されて然るべきである。漢字検定協会の理事長かが厖大な資金で豪邸を購入したとかという片側で学校教育で漢文を学ぶ機会の減少は進んでいる。国語力の低下に繋がっている要因の一つでもある。製品の品質を問題にするアナが平然と「これまでにない未曾有の金融危機」などと言う日本語力(漢文訓読力)の持ち主なのである。己の品質管理こそしっかりせーと言いたくなるではないか。

ビックカメラ新井会長の所業は、経済活動をする人間によく見られることである。粉飾決算とそれを利用した株式の売り抜けによる不当不正利得の収奪という脱法行為は若麒麟の大麻吸引に比べれば、重大な犯罪であろう。しかも若麒麟は相撲界を去ることになった。自業自得とはいえ、社会的指弾を受けること新井会長の比ではない。
新井会長は課徴金さえ納めれば、社会的に葬られることも殆ど無い。正に悪いやつほどよく眠る典型として生き続けるだろう。
ビックカメラがつぶれて困るのは従業員なのである。従業員の生活の基盤を奪うほどのインチキをしているのに、金銭的代償で事を済ませる方が若麒麟の大麻吸引より余程破廉恥極まりないことだと思うが、何故か報道の仕方はバランスを欠いて、大麻吸引を重大犯罪とし過ぎている。薬物汚染の深刻さに対する警鐘の乱打なのであろうが、物事の軽重を理解していない。ジャーナリストしての見識を疑わざるを得いない。社会も脱税を含む経済犯罪に対してはもっと厳しい目を向けるべきであろう。
漱石は、近代とは手を下しているのが人の目に見えないようにして人を殺す時代だというようなことを言っているが…
テレビ東京系列のモーニングサテライトでも若麒麟のことは殊更に取り上げているが、ビックカメラ新井会長のことについては殆ど取り上げていないのも奇妙である。広告収入に影響するからなのであろうか。
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