SSブログ

四月五日付け日経の春秋のコメント [ジャーナリズム]

<調べたら15年ほども前からたたかれている。なのいいまだに氾濫するのが、スポーツ選手が猫も杓子も口にする「応援よろしくお願いします」の常套句である。心地よく興奮しても、その興奮を無理やりさます副作用があの一言にある。▼観戦する側に響く何ものかがあれば頼まれなくたって応援するんだし、個性が売りのアスリートたるもの「一つ覚え」に頼ってはいけない。>
春秋子は、プロ野球試合終了後のヒーローインタビューを聞いたことがあるのだろうか。それこそ、聞き手のアナウンサーの選手への質問は常套句に充ち満ちている。「どんな思いで臨みましたか」「今後の抱負を聞かせて下さい」などなど、選手がすでに答えていることを繰り返し言わせようとしたり、聞き手の紋切り型こそが選手の返答能力を削いでいるのである。聞き手の記者が未熟で訓練もされていないのに、スポーツ選手の側だけに成熟した答えを求めているのは不公平であろう。
さすがに成熟した一流選手はコメントも聞かせる。その代表がイチローである。特に川崎選手に関わる一連のコメントは秀抜である。春秋子が褒めている水泳の北島選手の吐露などは絶叫に過ぎない。春秋子の文章よりは一段と読ませる。春秋子は、日経の記者として認められてこのコラムを執筆しているそれ相応の文章家であり見識の持ち主なのだろうから、選手をあげつらう前に、自社の若手記者の言語教育にエネルギーを注いだ方がいいように思う。苦言を呈したくなる春秋であった。
附言:春秋子はこのコラムの春秋の由来や淵源をもちろん承知されているのだろうと思うが…
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(1) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 1

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。