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TPP交渉正式参加 [政治と経済]

TPPの内容については当事者でも契約交渉の中身は分からないほどの秘密裏のことであるから、素人が分からないのは当然である。とはいえ、交渉の原理から言っても、三年遅れで交渉に参加したこと自体が戦わずして負けているようなものではないかと思う。
既に著作権問題では、米国に追随して50年を延長して70年に伸ばうし、今朝の新聞が伝えるように、郵政がアフラックと提携するというようにTPPといってもひたすらアメリカに擦り寄っているのが実情のようで、自動車では関税障壁を米国の事情で設定できる仕組みになっているとか。
アメリカ発の報道では、日本がTPPに参加することで世界経済の成長を押し上げると試算がなされている。日本の成長率への寄与よりも世界への寄与度が高いという試算である。にも関わらず、参加させてやる、参加しなければ世界の貿易活動で孤立して不利な立場に立たざるをえないという姿勢が露骨である。
秘密裏の交渉であるから、天秤に掛けようがないが、交渉がまとまって得る結果は惨憺たることになっていて覆水盆に返らずという事態を招くことになる危惧も大いにある。
自由貿易に関わる関税問題については既にガットがあって、その精神に沿って自由貿易の枠組みを構築していけばよいという最も原理的な立場でのTPP参加反対の立場に立っている論者もいる。傾聴すべき見解であろう。
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