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エドガーの威風堂々

今頃になるとイギリス本国では、エドガーの威風堂々が盛んに歌われイギリス人がかつての栄光をしのんでいる。この威風堂々の歌詞は正に外国侵略を歴史の必然とする内容である。
イギリス人がスペインの無敵艦隊を破って以後、世界を制覇して異国侵略の栄華の夢を時代を懐かしんでいるところに彼らの精神や思想のおごりを見るが、歌詞の意味も了解しつつ、我が国でもこの威風堂々を元気になる歌だと公然と礼賛する人が多いのにもうそ寂しさを感じる。

先日、ノーマンコンクエスト以前の貴人の墓から黄金の王冠などが発掘されたという考古学上の発掘のニュースを聞いて、イギリスを含むヨーロッパに金鉱があるのかと専門家に聞いたら、ヨーロッパでは金の産出はないとのこと。恐らくエジプトなどから渡っていったものなのだろうと推測するが、イギリスも王朝とか民族の興亡を繰り返した歴史を持ち、あのシェークスピアを生んだ國であるから、イギリス文学には死の臭いがするという専門家もいて、歴史を文学が背負っているのだろうと門外漢として勝手な推測をしていたが、その民族が歌う栄光を懐かしむ背後にある苦難の歴史にイギリス人のしたたかさが隠れているのだと思っている。
政治家になる前に参拝していたのかどうかも疑わしい現職の大臣が英霊の御霊に敬意を払って靖国参拝をして私人の資格で参拝したと言い、安倍総理も中韓の抗議を批判している。鬼畜米英を唱えて戦ったことなど忘れたこの為政者達の知識や歴史認識の非整合性とメディアで威風堂々の歌詞に疑問を抱くこともなく、礼賛する精神は通底しているのだろう。
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