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米の先物価格取引開始

<東京穀物商品取引所のコメ先物相場は9日、初値を付けた。取引量が最も多い2012年1月決済物の初値は60キロ当たり1万7280円。取引初日の8日は、買い注文が殺到し、値段が付かなかった。このため東穀取は9日の取引基準値を引き上げるとともに、制限値幅を拡大する措置を取った。> (時事通信)

前場の株式市場は400円を超す下落である。更なる下落予測もある。株式から逃避した資金が米先物取引に向かわないという保証はない。
大阪の先物取引所の責任者は、米先物取引発祥の大阪での上場開始を誇らしく語っていた。当時は海外のマネーは流入してこなかった。投資や投機環境は今とは雲泥の差があること無視している。何よりも国民生活を守ろうとする視点が欠落している。命より金の方が大事という徒輩には馬の耳に念仏だろうが。
この初値が妥当な価格なのかどうかは分からない。単純に割り算をすると、1キロあたり、288円である。しかし買い注文が殺到したというのは、値上がりを見込んでいるからである。放射能汚染などで米の需給関係が逼迫するとの予測が入っていることは言うまでもない。
従って、米の先物取引が市場で数年前から実施されていたとしても、その取引を一時中断させてもよいような客観的状況に取引開始を始めたのは既に記したように無神経極まりない政治的決定である。
鹿野農林大臣、のみならず管首相を始めとした閣僚は、価格暴騰が生じた場合、国民の前に出てきて、明確に説明できるのであろうか。
浜岡原発の稼働停止を求めたと同じほどに管首相は、米の先物取引開始の一時凍結を指示すべき状況であると思う。
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