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阿久根市竹原市長の労働組合弾圧 [公権力の乱用]

鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(51)が、市長と対立している市職員労働組合の役員ら職員8人に、市が主催する市民懇談会への出席を命じていることがわかった。
 8日付の命令書では「職員研修の一環」としているが、反市長派の市議らは「市長の支援者がいる場で、職員を糾弾するのが狙いではないか」と話している。
 市民懇談会は、竹原市長が就任した2008年9月以降、各地で開催。市長が市政の現状などを報告するが、市長支持者が多く集まる傾向がある。
 今回の市民懇談会は14日夜。市長は市職労役員4人と、昨年4月の人事異動で降格後、市公平委員会が降格を取り消す判定を出した3人を含む計8人に出席を命じた。
 反市長派の市議は「市長は職員に口封じをするなど、強権的な色合いを強めている。懇談会では8人をつるし上げにするかもしれず、出席して監視する」と話している。(読売新聞:ソネットニュース)

組合の活動家ということだけで、不当な扱いをしていることは明白であろう。過去に組合活動に問題があったとしても、「研修」に名を借りた報復的な措置は、組合活動に対する介入であって、不当な組合弾圧であると言っても過言ではない。
これはまた、竹原市長は、地方自治法に基づく市議会議長の議会出席要請をも平然と無視したのだから、研修を命ぜられた組合活動家も出席を拒否しても容認されるというようなレベルの問題ではない。
市議が出席して監視すると言っているが、出席者をチェックすることも十分考えられ、市議の出席を実力で阻止するかも知れない。市長支持者というのも、何らかの利益誘導を伴う動員市民であるかもしれない。ひょっとするとサングラスをかけて恫喝的な対応をする連中を集めているかも知れない。そうしたやり方は組合弾圧の古典的手法の一つである。
組合も、連合などと相談して関係する市民に大量動員をかけて対抗するぐらいの支援をすべきであろう。こうした場合、数がものをいうのである。怒号が飛び交い、流血の事態も十分想定できるから、警察当局も監視の目を怠ってはならないだろう。
また今回の事態を憂えているであろう阿久根市民は、積極的にこの市民懇談会に出席して監視の目を光らせることである。
一地方都市の中でそのトップが異常な権力支配を走るとどんな事態が生ずるのか、民主主義とは似て非なるおぞましい権力の暴走が罷り通ることをよくよく見ておかねばならない。
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