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静岡の茶葉は安全か [放射能問題]

静岡県は、茶葉の放射能検査を拒否した。静岡県のみならず、茨城県産農産物の放射能検査の実態について、国民、殊に子供の健康問題を無視するが如き対応が目立つようである。
検査を拒否することは、安全でない結果が出ることを恐れてのことであろう。これが県の行政の実態である。

さる原子力研究者が問題を提起していることに対して、読者から以下のような抗議が寄せられたという。恐らく、県の職員が上司の命令を承けて、一読者という形式をとりつつ出したものだろう、と推察している。

<茨城県では農作物、畜産物、水産物まで真面目に検査されています。このページを参考にしてください。http://www.pref.ibaraki.jp/important/20110311eq/nousanbutsu/index.html

いい加減な情報を流して、茨城産のさまざまな食物の評判が悪くなったら、本当に困ります。

あなたは生産者への思いやりがなさすぎます。

茨城では、本当に問題がある食物を出荷したりなんかしません。

そんなことをしたら自分で自分の首を絞めることぐらいわかりますから。

とにかくこれ以上茨城産のイメージを悪くしないでください!!」>

安全である科学的根拠を明確に示さず、分かったような分からないようデータを出しているから、それに対してその研究者は問題点と疑問点を提起しているに過ぎないのである。

大阪府の橋下知事は、秋の府議会で、府職員に対する厳格な職務命令規程を提案するに当たって、「これが民主主義だ」とうそぶいているが、こうした言動の背後には、福島や静岡で起きている放射能のような、利害の対立する問題に関して、国民の健康や生活を守ろうとする府の公務員が良心に基づいた正しい情報の提供を守秘義務違反を振りかざして制約制御しようとする下準備のように思われる。府民の大多数が賛同するような、国歌斉唱時の教員の不起立処分という枝葉末梢な問題で職務規程の厳格化を押し出そうとしているように思われる。
もしこれが邪推であるならば、橋下知事は率先して福島や静岡県知事に対して野菜や茶葉の放射能検査の実施を行うように積極的に提言すべきだろう。もしそれができないなら、安全が確かめられるまでは、静岡産の茶葉や茨城県の農産物や食品の購入消費には慎重に対応するべく府民に注意を喚起すべきであろう。
少数の意見を尊重することも民主主義の重要な基本の一つである。何よりも府民や国民の健康と安全を守るためにこそ民主主義は機能させるべきであろう。
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