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中国漁船の韓国漁船襲撃と倭寇 [歴史]

黄海は豊かな漁場として知られている。その黄海の韓国の排他的海域に進入して不法操業をしている中国漁船が韓国の警備艇に対抗するだけでなく、韓国の警備隊員の一人を刺殺するという事態にまでに至っている。映像などでは、中国の漁船が軍団を組むようにして操業しつつ、韓国の警備艇などに対抗している。
かつて倭寇が猛威を揮って朝鮮半島の人々に恐れられた時代があった。当時は国際的海洋法などはなかったし、船自体も現代の漁船とは比べられないほどであった。だから漁場をめぐる争いもあっただろうが、それだけに止まらず倭寇は半島に上陸して略奪を繰り広げていた。瀬戸内の島などが拠点になっていて、歴史上にも名を馳せている水軍などはそうした倭寇の筆頭だったのだろう。
倭寇も今回の中国の漁船が船団を組んでいるのと同じように振る舞っていたのであろうと想像させられた、と言っていた中学で社会を教えている先生の歴史の想像力に感心して耳を傾けた。
日本でも稲が実る時期に田んぼの稲を刈り取って略奪したりする不届きものもいて、なかなか摘発されない。高級品のさくらんぼも略奪の対象になったりしている。
万里の長城は、匈奴が中原に進入するのを防ぐために構築されたと言われている。北方に住む遊牧民族が中原の地の収穫期に大挙して進入して、収穫間際の穀物を刈り取るという略奪行為は頻繁に行われていたことは歴史記録に止められている。

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