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死刑執行の時季 [司法問題]

今朝の報道では、平成22年7月以来一年半の空白期間をおいて、死刑囚三人に死刑が執行されたという。小川法相は、国民の85%が刑罰の厳格な適用を求めているという世論を背景に職務遂行を果たしたことを強調していた。
死刑制度の是非はさておき、本日の死刑執行は朝方にされたという。
厳しかった寒い冬を終えて、桜開花の便りも聞かれるこの時季、命ある物が成長を迎えている時機の死刑執行を聞いて為政者の自然感覚を疑った。
昔から、死刑は秋から冬にかけての季節に行うというのが礼節に適うことだとされてきた。冬眠する生き物は冬眠し、昆虫類も姿を消す。草木も成長を止める。命ある者がそれぞれ命を終えたり、生命活動を休止する時節に死刑執行という為政者としての責務を果たすのが自然の摂理にも合致するからである。
また今朝執行されたという。日が昇り生命が活動を始める時に、悪逆非道の犯罪者とはいえその生命を終焉させるのは、宗教観を別にしても、地獄の淵に追い落としていることになりはしないかと思う。法相や法務省の官僚にはそうしたことに思いを致す余裕もなかったのであろうか。
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